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Web面接での評価基準は?チェックすべき6つの見極めポイント

新型コロナウィルスの影響やテレワークの普及により、採用時の面接を対面ではなくWeb面接でおこなう企業が増えてきました。
Web面接の精度を上げて効率的な面接をおこなうには、Web面接と対面式面接の違いを知り、評価基準に反映させることが大切です。

Web面接なら「面接場所を問わない」「時間の融通が利く」「会場準備が不要」などのメリットがありますが、「場の雰囲気を読みにくい」「今ひとつ相手の様子を掴みにくい」などのデメリットを感じる面接担当者も多いようです。

本記事では、Web面接と対面式の違いや評価基準を決めるポイント、評価シートの具体例を紹介します。
「Web面接にしてから採用者が減少している」などの悩みを抱えている企業担当者は、評価基準のポイントを知ることで悩み解決できるかもしれません。

Web面接での評価基準は対面式と異なる?

近年は大手企業を中心に、採用面接の最初から最後までをWeb面接のみでおこなう企業が増えてきました。
これにより企業は遠隔地からも優秀な社員を採用しやすくなったものの、一方で「Web面接では対面式よりも合格率が低くなる」という声も聞かれます。

Web面接をおこなう際は、対面式との違いを念頭において評価基準を決めるのが望ましいでしょう。
ここからは、Web面接と対面式面接との違いを具体的に紹介します。

1. 非言語的手がかりの影響が小さくなる

非言語的手がかりとは、服装や表情、口調、目線、態度といった「言葉以外」の情報を指します。
これらは主にその候補者の印象に直結するため、面接担当者にとっては採用を決めるうえでの重要な評価基準となるのが一般的です。

ところが、Web面接では相手の姿を画面越しに見ることになります。
必然的に非言語的手がかりは減少し、候補者の持つ雰囲気や反応は対面式ほど伝わってきません。

候補者に対して雰囲気や表情から好印象を持つことが少なくなり、Web面接の評価は対面式よりも辛口になりがちです。

2. 意思疎通が難しいと感じやすくなる

Web面接では、対面式のように話が盛り上がったり「意思疎通がしっかりできた」と感じたりする回数が少なくなります。

人は会話をするとき、ただ言葉を投げ合っているわけではありません。
相手の目線や表情などから相手の言いたいことの本質を察したり、自分の言いたいことがきちんと伝わっているかを判断したりしています。

しかし、画面越しでは雰囲気を読むのが難しく、面接担当者は今ひとつ会話の有効性を実感できません。
気軽な雑談も生まれにくく、面接が終わっても「きちんと意思疎通できていたのだろうか」という疑問が残りがちです。

3. 候補者の発言にフォーカスしやすくなる

Web面接において「非言語的手がかりがなくなる」ということは、候補者の発言にフォーカスしやすくなるということでもあります。
発言の中身のみで候補者を判断でき、本当に優秀な人を採用しやすくなるでしょう。

一般に、非言語的手がかりが多い対面式では、外向的な性格の人の方が有利です。
明るかったり声が大きかったりする人は高評価を得がちで、内向的な人は評価されにくい傾向にあります。

ところが、Web面接では、非言語的手がかりが必然的に減少します。
面接担当者は「優秀そう」「よさそう」などの「~そう」という思い込みから解放されます。

実際、Web面接で高評価を得た人が採用され、高いパフォーマンスを維持している人も多いでしょう。
非言語的手がかりが少ないのは、必ずしも悪いこととは言えません。

Web面接について、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

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Web面接でチェックすべき評価基準と評価項目

Web面接でチェックすべき評価基準と評価項目

Web面接では候補者の適性を正しく判断するため、評価項目と評価基準を明確に定めておく必要があります。
とはいえ、どのような点を評価すべきかは、企業の社風や事業内容、さらには
候補者が入社後どのような仕事を任されるのかで異なります。

本当に自社にマッチした人を採用したいなら、Web面接に取りかかる前に自社内で評価項目と評価基準を明確にしておく必要があるでしょう。

ここからは、Web面接でチェックすべき評価項目と評価基準の例を紹介します。
ただし実際にどのような項目が必要かは、自社で精査、検討をしてください。

1. 表情・身だしなみ

面接では外見的な印象も重要です。
とくに営業や販売などの職種なら、笑顔や清潔感のある人が望ましいといえます。

評価項目には「表情」「身だしなみ」などの項目を設け、「表情が明るい」「清潔感がある」などの基準を設定してみましょう。

ただし、Web面接では対面式ほど相手の様子がわかりません。職種にもよりますが、対面式ほど厳密な基準を設ける必要はないでしょう。

2. 論理的思考力

困難な問題や課題に直面したとき、どのように解決し対処していくかというのが「論理的な物事の考え方」です。
この力が備わっている候補者は、新しい環境下でも自分で考えて最善な道筋を選択できます。

いわばその人の「地頭のよさ」をチェックするのがポイントで、学歴やペーパーテストの結果は関係ありません。

論理的思考力を測るには、「なぜそう思ったのか」「なぜそのような行動をしたのか」など、理由を探る方法があります。
受け答えにかかる時間や話の整合性について「このレベルならいいだろう」という評価基準を定めるとよいでしょう。

3. 自社の社員との類似性

候補者について「このタイプ、うちの会社にいそうだな」と思えることも重要なポイントです。
企業の社風はそれぞれ異なり、どのような人材がマッチするかは企業によって異なります。

自社に合う候補者を見つける最も手っ取り早い方法は、現在自社で活躍する社員をロールモデルとすることです。

例えば「不確定要素を楽しむ余裕を持っている」「積極的に仕事に楽しみを見つけられる」「仕事に対し誠実に取り組む姿勢がみられる」などは、成功する人材の特徴としてしばしば挙げられます。

優秀な社員の特徴(コンピテンシー)から、評価項目を設定してみると良いでしょう。

4. リーダーシップ

一般に「人をまとめる力」と認識されるのがリーダーシップです。
これ以外にも、チームの円滑な運用やチームメンバーのモチベーションアップ、チームリソースの有効活用なども含まれます。

困難だったり大規模だったりするプロジェクトではチームメンバー全員がリーダーシップを発揮する必要があり、この能力の有無は非常に重要です。

リーダーシップを測るには、「過去の実体験からリーダーシップとは何かを尋ねる」「自身のリーダーシップについての他者からの評価を尋ねる」などの方法があります。

「自社が求めるリーダーシップとは何か」を評価基準にし、見極めましょう。

5. 創造力

企業をより発展させていくためには、創造力を持つ社員の存在が不可欠です。
面接をおこなうときは、候補者の回答の「独自性」にも注目しましょう。

どのような質問にもそつなく答えられたとしても、あまりにもテンプレート通りの回答は魅力に欠けるでしょう。

候補者の視点や回答の内容にオリジナリティがみられるかどうかを評価基準としましょう。

6. 社会人基礎力

社会人基礎力とは、経済産業省が提唱する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」です。[注1]
以下の3要素で構成されます。

前に踏み出す力主体性・働きかけ力・実行力
考え抜く力課題発見力・計画力・創造力
チームで働く力発信力・傾聴力・柔軟性・情況把握力・規律性・ストレスコントロール力

それぞれの項目はさらに細かく分かれており、12の項目があります。
近年はこちらをベースに採用時の評価基準を定める企業が増えています。

Web面接での評価シートの項目

Web面接での評価シートの項目

面接時には評価シートを作成し、面接者それぞれが候補者を評価しましょう。
評価基準を明確に定めて評価項目をチェックしていくことで、評価の精度が上がります。

なお、評価基準は5段階や3段階の評点制度が一般的で、面接担当者それぞれが一定の評価基準に従って点数を付けます。
ここでは、Web面接で使用する評価シート項目の一例を紹介します。

1. 印象

面接者の清潔感や話したときの印象をみます。
主な評価項目は以下の通りです。

  • 清潔感
  • 目線
  • 表情

スーツの着方や話すときの表情などについて印象がよいかをチェックします。

2. コミュニケーション能力

会話力や人間力に関わるスキルです。
主な評価項目として次のようなものがあります。

  • 声の大きさ
  • 要約力
  • 言葉遣い
  • 質問への理解力
  • 会話の論理性
  • 傾聴力

候補者と話したとき、スムーズで快適なコミュニケーションを取れるかが評価基準とされます。

3. 社会人能力

企業の一員としてあるいは社会人として基礎的な力があるかどうかをチェックします。
主に以下が社会人能力のチェック項目です。

  • 主体性
  • 行動力
  • 問題発見力
  • 向上心
  • ストレス耐性

「言われなくても動ける人間か」「問題に対処する力はあるか」が重要なポイントとなります。
わからないことがあったときに自ら質問にいけるような人材が理想的です。

Web面接での評価基準を適切に設定し自社に必要な人材を採用しよう

Web面接は相手の表情が読みにくく、性格や雰囲気による加点がしにくいものです。
面接担当者の評価はどちらかというと辛口になりがちなため、全員が評価基準をきちんと理解しておく必要があります。

今回、紹介した6つの評価項目について自社で必要な評価基準を定め、面接担当者全員ときちんと共有しておきましょう。

Web面接は「やりにくい」という声がある一方で、「優秀な人材を雇いやすい」ともいわれます。
自社にマッチした評価基準を設定し、効率的なWeb面接をおこなってください。

[注1]社会人基礎力|経済産業省

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