ウェビナーウェビナーとは・やり方

ウェビナー企画の基本的な立て方やポイントを詳しく解説

ウェビナー企画

コロナ禍の影響により、テレワークやリモートワークで働く人が増えた結果、インターネットで気軽に参加できるウェビナーに注目が集まっています。

実際にファストマーケティング社のインターネット調査によると、ウェビナーの参加経験がある人は14.6%に達しており、参加者のうち63.2%が月に1~2回の頻度でウェビナーを視聴していることがわかっています。[注1]

しかし、ウェビナーへの注目度が高まった結果として、ウェビナーの開催数も大きく増えています。
他社のウェビナーに埋もれない、魅力的なコンテンツを配信するには、ウェビナーの企画づくりが重要です。

この記事では、ウェビナーの企画の基本的な立て方や、ウェビナーの企画づくりに役立つ5W2Hのフレームワーク、ウェビナーの企画段階で意識すべきポイントや注意点についてわかりやすく解説します。

ウェビナー企画の基本的な立て方は?5W2Hのフレームワークを解説

通常のセミナーと違い、オンラインで配信するウェビナーはユーザーが気軽に参加できるのが魅力です。
ウェビナーの主催者にとっても、動画の配信環境とWeb会議システムさえあれば開催できるため、実施にあたってのハードルが低いのがウェビナーの特徴です。

しかし、コロナ禍の影響により、ウェビナーの開催数が爆発的に増えているなかで、自社のウェビナーを選んでもらうために企画づくりの重要性が増しています。

ウェビナーの企画を立てるときに役立つのが、5W2H(Why、Who、What、Where、When、How、How much)のフレームワークです。
ここでは、ウェビナーの企画づくりで欠かせない7つの要素を順に解説していきます。

Why:ウェビナーの目的やKPIを設定する

ウェビナーは気軽に開催できるのがメリットです。実際にWeb会議システムやライブ配信サービスの運用経験があれば、ウェビナーの開催そのものは難しくありません。
そのため、開催することを優先し、企画段階で目的やKPIをはっきりと設定していない企業が少なくありません。

しかし、コロナ禍の影響でウェビナーの開催数は増えているため、そのままでは埋もれてしまいます。
そうならないためには、より魅力的なコンテンツを提供するための工夫が欠かせません。
そのためには「なぜウェビナーを開催するのか(Why)」を考え、ウェビナー開催におけるKPIを設定し、目標達成のための道のりを可視化することが大切です。

たとえば、ウェビナー開催後のリード数や参加者の反響といったKPIを設定すれば、次回以降のウェビナー開催や営業活動に反省を活かすことができます。
企業が開催するウェビナーでは「リード数」「視聴者数」「評価・満足度」の3つのKPIが設定されるのが一般的です。

それぞれのKPIのポイントを1つずつみていきましょう。

1. ウェビナー開催後のリード数(見込み顧客数)

法人主催のウェビナーの場合、開催後に参加者への営業活動を実施し、商品やサービスの訴求をおこなうケースが少なくありません。
ウェビナー開催後の営業活動をスムーズにおこなうには、自社の商品やサービスに興味関心を持ち、将来的な顧客となりうる参加者の数(=リード数)を把握することが大切です。

また、参加者の社名、所属先、連絡先といったリード情報を取得し、見込み顧客のリスト(ハウスリスト)を作成することで、効率的なリード管理が実現します。
ウェビナー開催後の営業活動の評価のため、企画段階でリード数のKPIを具体的に設定しましょう。

ウェビナー開催の場合も、リアルイベントのように参加者に事前登録をお願いすることで、リード数やリード情報を把握することが可能です。

2. ウェビナーの視聴者数

ウェビナーの視聴者数のKPIを設定することで「どのくらいの人数にウェビナーを見てもらえたか」「ウェビナーの集客がどの程度成功したか」を可視化できます。
とくにブランディング目的でウェビナーを開催する場合は、ウェビナーの視聴者数をKPIの1つに設定するケースが一般的です。

ウェビナーの視聴者数は、Web会議システムのレポート機能や、ライブ配信サービスの画面に表示される視聴者数、最大同時接続数、総再生時間などの指標で計測可能です。

3. ウェビナーの参加者の評価・満足度

営業目的でウェビナーを開催する場合は、ウェビナーの視聴者数だけでなく、参加者の評価や満足度を計測する必要があります。
そこで役に立つのが、Web会議システムに付属するアンケート機能です。

ウェビナーの実施後に参加者へアンケート調査をお願いすることで、ウェビナーのコンテンツに対する評価や、自社の商品やサービスの印象を把握できます。
また、Web会議システムによっては、ウェビナーの参加者をトラッキングし、参加者一人ひとりが「どこまで視聴したか」「どのセッションで離脱したか」などを計測する機能もあります。

ウェビナーの離脱率についてのKPIを設定することで、次回以降のコンテンツの長さや内容を改善することが可能です。
ウェビナーの参加者のフィードバックを得たい場合は、アンケート機能やレポート機能のあるWeb会議システムを選びましょう。

Who:ウェビナーのターゲットを考える

リアルイベントの開催と同じように、ウェビナーを開催するときもターゲットの人物像をイメージすることが大切です。
ウェビナーの企画段階で「どんな人(Who)にウェビナーを視聴してほしいか」「どんな人(Who)に商品やサービスを訴求したいか」を考えることで、ターゲットの心に届くコンテンツ作りにつながります。

また、ウェビナーを開催するときに注意が必要なのが、参加者の視聴環境が一人ひとり異なる点です。
従来のセミナーとは違い、ウェビナーは自宅、オフィス、移動中(スマートフォン)などから参加します。
ウェビナーを企画するときは、参加者の視聴環境の違いをイメージし、ターゲットになるべく負荷がかからないコンテンツ作りに取り組むことが大切です。

1. 自宅から視聴する場合のニーズ

新型コロナウイルスの感染症対策のため、テレワークやリモートワークを導入する企業が増えています。

そのため、営業時間内でも、自宅からウェビナーに参加するケースも少なくありません。

しかし自宅から参加する人のなかには、同居する家族がいて、家族の世話や介護が必要な場合や時差出勤などで、半日テレワーク(テレハーフ)の場合、長時間の視聴が難しい人もいます。

また、長時間のセミナーでなくても、夜の時間帯などは、自宅での夕食時間と重なり視聴が難しくなる人も多いはずです。

2. オフィスから視聴する場合のニーズ

オフィスからウェビナーに参加する場合も、長時間のウェビナー視聴が難しいケースを想定する必要があります。
たとえば、不意の打ち合わせやミーティングがあり、ウェビナーの途中で離席する参加者が出るかもしれません。

また、デスクでのウェビナーの視聴が長時間に及ぶと、隣席の人の目が気になるという人もいます。
そのため、オフィスからウェビナーを視聴する人には、ランチなどの休憩時間を利用し「ながら見」で気軽にウェビナーを視聴したいというニーズが多くみられます。

オフィスから視聴する場合のニーズを知り、ウェビナーの内容や長さを決めることが大切です。

3. 移動中に視聴する場合のニーズ

スマートフォンやタブレットの普及により、電車などでの移動中にウェビナーを視聴するシーンも増えてきました。
移動中にスマートフォンの画面を長時間見続けるのは、自宅やオフィスからウェビナーを参加するときよりも苦労が伴います。

このように、オフラインセミナーと違い、個々の視聴環境に左右されやすいウェビナーは、じつは長時間の視聴にあまり適していません。
「昼食をとりながら」「テレワークをしながら」など「ながら見」のニーズが高いのがウェビナーです。

そのため、ウェビナーが長すぎると、参加者に大きな負荷がかかります。
ウェビナーの企画を立てるときは「30分や45分の長さのコンテンツを前後編に分け、個別に視聴できるようにする」「ライブ配信だけでなくオンデマンド配信もおこない、時間の余裕があるときに視聴してもらえるようにする」など、参加者の負担を考慮したプログラム設計が必要です。

What:ウェビナーならではのコンテンツ作りを

オフラインセミナーと違い、オンラインで参加可能なウェビナーはコンテンツ作りの考え方自体も変わってきます。

たとえば、ウェビナーには開催する時間や場所の制約がありません。
そのため、リアルイベントでは難しい地域の枠を超えたセミナーを開催し、顧客接点を国外に広げていくことも可能です。

ウェビナーを企画するときは、ウェビナーという配信形態の強みや特徴を考慮し「ウェビナーならではのコンテンツ作り(What)」を考えることが大切です。

ここでは、ウェビナーのセッション内容を考えるときに役立つポイントを3つ紹介します。

1. ウェビナーには時間や場所の制約がない

リアルイベントを開催するときは「いつ開催するか」「どこで開催するか」の制約を受けます。
セミナーの実施にあたっては、事前に開催日時を決め、イベント会場を押さえなければなりません。

そのため、開催日時や場所によっては、セミナーに参加できない人も多く出てきます。
しかし、オンラインで参加できるウェビナーには時間や場所の制約がありません。

複数拠点との同時接続が可能なWeb会議システムを導入すれば、日本国内はもちろん、海外のユーザーを対象としたウェビナーを開催し、新たな顧客接点を生み出すことも可能です。
また、開催日時を決めてリアルタイムでウェビナーを配信する場合でも、配信終了後にアーカイブ動画を公開すれば、時間の都合が合わない参加者にもコンテンツを提供できます。

そのため、ライブ配信形式だけでなく、参加者がコンテンツをダウンロード視聴できるオンデマンド形式を採用する企業が一般的です。

2. ウェビナーは双方向的なやりとりが可能

リアルイベントでも、Twitterのハッシュタグなどを活用し、主催者と視聴者の双方向なコミュニケーションを実現しようという取り組みが増えてきました。
オンラインで開催するウェビナーも、リアルタイムのライブ配信であれば双方向的なやりとりが可能です。

たとえば、Web会議システムのチャット機能を活用した質疑応答やコミュニケーション、場合によってはユーザーにマイクで参加してもらうなど、ウェビナーならではの双方向性を活かし、参加者の没入感を高めるさまざまなコンテンツづくりが考えられます。

3. ウェビナーはアーカイブし、二次利用できる

オフラインイベントは、基本的にセミナーで話したことや伝えたことはその場の一回きりで終わってしまい、コンテンツの二次利用が難しいのが実情です。
撮影機材を持ち込んでセッションを録画し、後日動画配信サービスなどで配信することは可能ですが、時間もコストもかかります。

しかし、ウェビナーの場合は、Web会議システムの機能を使って配信した動画を簡単にアーカイブできるため、手間をかけずに動画の二次利用が可能です。
「セミナー動画をシリーズ化し、自社のランディングページに掲載する」「取引先の顧客にセミナー動画を視聴してもらう」など、ウェビナーの動画コンテンツを資産化し、さまざまなマーケティング施策に活かすことができます。

ウェビナーをアーカイブし、二次利用したい場合は、録音・録画機能のあるWeb会議システムを選びましょう。

ウェビナーの録画について、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

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Where:ウェビナーをどこで撮影・配信するかを考える

リアルイベントと違い、ウェビナーを配信するときは開催会場を事前に予約しておく必要はありません。
しかし、ウェビナー開催では動画コンテンツを配信・撮影する場所の選定が必要です。

この点は、リアルタイムに配信をおこなうライブ配信形式、動画コンテンツを参加者が好きな時間に視聴するオンデマンド配信形式のいずれも同様です。
ウェビナーの企画段階で「ウェビナーをどこで(Where)撮影・配信するか」を検討することが大切です。

ここでは、参加者全員がオンラインでウェビナーに参加するパターンと、参加者がスタジオに集合するパターンの2種類に分け、ウェビナーを撮影・配信するのに適した場所の選び方について解説します。

1. 参加者全員がオンラインでウェビナーに参加するパターン

ウェビナーを配信・撮影するといっても、必ずしもスタジオを確保しなければならないわけではありません。
複数の拠点の同時接続が可能なWeb会議システムなら、参加者全員が別々の場所にいてもウェビナーに参加することができます。

その場合は、多拠点同時接続機能のあるWeb会議システムの導入はもちろん、参加者一人ひとりのネットワーク環境や、マイク・カメラなどの周辺機器の準備が必要になってきます。
とくにネットワーク環境の安定性は、ウェビナーの音声や映像の品質に影響するため、なるべく参加者に有線LANを利用してもらう必要があります。

また、事前の接続テストも欠かせません。参加者の数が多い場合は、きちんと音声や映像の遅延がなく配信できているかどうかの確認はもちろん、配信トラブルの際のリカバリー策の準備も重要です。
配信トラブルが起きたときの参加者への連絡手段や、すみやかな復旧に向けた手順などをマニュアル化し、万が一、本番で配信トラブルが発生してもスムーズに対応できるよう、企画段階で体制づくりを整えておきましょう。

2. 参加者が撮影場所に集合するパターン

ウェビナーによっては、撮影場所を用意し、参加者の人に登壇してもらう形式もあります。
たとえば、複数の有識者が集まり、公開討論をおこなうパネルディスカッション形式のウェビナーが一例です。

こうした形式のウェビナーのクオリティを高めるには、安定したインターネット環境はもちろん、プレゼンテーションを映し出すためのモニター、背景画像をクロマキー合成するためのグリーンバック、登壇者のためのプロンプターなど、さまざまな機材や設備が必要です。

ウェビナー撮影に特化したスタジオも増えているため、自社にウェビナー用の機材や設備がない場合は、外部のスタジオの利用も検討しましょう。

また、新型コロナウイルスの感染症対策のため、スタジオを利用しての撮影ではさまざまな配慮が必要です。
登壇者の健康を守るため、次の点に注意しましょう。

  • 登壇者にマスクを着用してもらう
  • 登壇者の席を離し、適切なソーシャルディスタンスを確保する
  • 登壇者の席の間にパーテーションを設置し、飛沫感染を予防する
  • 登壇者がスタジオに入退室するとき、手洗い、うがい、アルコール消毒などをおこなってもらう

ウェビナーの企画段階で、必要な備品などを用意しておくことが大切です。

When:ウェビナーの開催・告知のタイミングを考える

オフラインセミナーとウェビナーでは、開催や告知のタイミングも変わってきます。
たとえば、オフラインセミナーは参加者が足を運びやすい朝の10時や、終了後に直帰できる夕方の17時に開催するのが一般的ですが、ウェビナーの場合にも当てはまるとは限りません。

ウェビナーのターゲットや、告知や集客に必要な期間を考慮したうえで、ウェビナーを開催するタイミングを決めましょう。
ここでは、ウェビナーの集客効果を高めるための開催時期(時間)や、告知をおこなうおすすめのタイミングを解説します。

1. オンラインイベントは「開催時間」が重要

比較的規模の大きなウェビナーは、年度初めに立てた企画や予算計画がまとまりやすい6月~7月や10月~11月の時期に開催されるのが一般的です。
この点は、オフラインセミナーとあまり変わりません。

コロナ禍の影響により、オフラインセミナーの開催が困難となるなかで、6月~7月や10月~11月にウェビナーを開催する企業も増えています。
ウェビナーの開催のタイミングで重要なのは「開催時期」よりも「開催時間」です。

冒頭で、オフラインセミナーは朝の10時か、夕方の17時が参加しやすい時間帯だと述べました。
しかし、オンラインで視聴するウェビナーは、オフラインセミナーと参加者の事情が異なる場合があります。

時間帯参加のしやすさ
9時~11時オフィスで参加する場合、朝礼や朝会などと時間帯がかぶる
12時~13時自宅やオフィスで、ランチを食べながら視聴しやすい
11時〜12時13時~17時ほかの業務やタスクがあるため「ながら見」が難しい
18時~20時自宅で視聴する場合、同居する家族との夕食時間と時間帯がかぶる

もちろん、ウェビナーのターゲット層によって、参加しやすい時間帯は変わります。
ウェビナーの開催時間を決める場合は、過去に実施したウェビナーの視聴数や反響を検証し、参加者が多そうな時間帯を選ぶのも効果的です。

2. ウェビナーの告知はなるべく早めにおこなう

オフラインイベントの場合は、開催日の1カ月半前には告知を開始し、イベントサイトやランディングページの開設や、SNSアカウントの立ち上げ、インターネット広告の出稿といった広告宣伝をおこないます。

ウェビナーの告知も、規模が大きい場合は、オフラインイベントと同様に開催日の1カ月半前を目安として告知をスタートするのがおすすめです。
遅くとも、2週間以上の集客期間を確保できるよう、ウェビナーの企画を早い段階でスタートさせましょう。

規模の小さいウェビナーであれば、2週間前からの告知で問題ありません。

前もってイベントの告知をおこない、イベントの認知度を高めることで、参加者にスケジュールを調整してもらうことができます。
とくにコロナ禍により、ウェビナーの開催数が増えている昨今は、参加者のスケジュールをいかに確保するかがウェビナー集客のポイントです。

How:参加者が没入できるような伝え方の工夫をする

ウェビナーのコンテンツ内容を考えるときは、参加者が途中で離脱せず、最後まで集中して視聴できるような工夫をすることが大切です。
オフラインイベントと比べて、自宅やオフィス、カフェ、コワーキングスペース、電車での移動中など、さまざまなシーンで視聴できるウェビナーは、長時間の集中が困難であるケースが少なくありません。

なかなか視聴数が伸びなかったり、コンテンツの途中で離脱する人が多かったりするウェビナーは、参加者が没入できるような伝え方の工夫が不足している可能性があります。
ウェビナーの企画を立てるときは「どのようなコンテンツなら、参加者が没入できるか(How)」を念頭に置き、内容や長さを工夫することが大切です。
ここでは、参加者に集中して視聴してもらえるコンテンツ作りのポイントを4つ紹介します。

1. 1つのコンテンツは長くても15分~20分でまとめる

ウェビナーのコンテンツの時間の目安は、長くても15分~20分程度です。
とくにリアルイベントのコンテンツをそのままオンラインで配信するとなると、情報量が多すぎる可能性があります。

企画段階で「コンテンツの長さは適当か」「自宅やオフィスで見る人にとって長すぎないか」を再検討し、シリーズ化して複数のコンテンツに分割したり、場合によっては内容を減らしたりすることが大切です。

また、ウェビナーはリアルタイムのライブ配信だけでなく、視聴者が任意にダウンロードするオンデマンド配信が可能なのも強みです。
コンテンツの量が多い場合は、一度に全てのコンテンツを配信するのではなく、複数の日に分けて配信することも検討しましょう。

アーカイブ視聴があれば、日時の都合が合わない人でも好きなタイミングで視聴できるというメリットもあります。

2. 画質や音声が途切れがちだと離脱率が増える

配信する動画の画質や音声が悪く、途切れがちなウェビナーは、参加者の離脱率が増加します。
とくに音割れや音声の遅延が発生している場合は、参加者の集中力を大きく低下させてしまいます。

ウェビナーの企画段階で、インターネット環境やカメラやマイクなどの周辺機器の準備を整えておきましょう。

3. 視認性の高いスライドを用意する

オフラインイベントと同様、ウェビナーでもスライドやパワーポイントを用意するのが一般的ですが、ウェビナーとオフラインイベントでは「視認性」の考え方が異なります。

オフラインイベントでは視認性が高いスライドでも、動画配信の際に見やすいとは限りません。
ウェビナーの参加者が使用する視聴環境は、PC、タブレット、スマートフォン、携帯電話などが一般的です。

参加者によっては、画面が小さい端末でウェビナーを視聴する人もいます。
そのため、通常のPCの画面では見やすくても、スマートフォンや携帯電話の画面では文字が小さすぎてスライドの視認性が低下し、視聴者の集中力が低下してしまう可能性があります。

ウェビナーの企画段階では、ウェビナーの参加者の視聴環境も考慮し「スライドの文字を大きくする」「ウェイトが太く、はっきりしたフォントを使う」など、通常よりも視認性を強調したスライドを用意することが大切です。

ウェビナーのスライドについて、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

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4. 視聴者参加型のコンテンツを用意する

ウェビナーの参加者の没入感を高めるのに役立つのが、視聴者参加型のコンテンツです。
たとえば、ライブ配信の場合はリアルタイムで視聴者のコメントを拾ったり、質疑応答に答えたりして、視聴者の積極的な参加を促しましょう。

また、配信中の視聴者アンケートや、商品やサービスに関するクイズを実施するのも効果的な施策です。
登壇者が一方的に話し続け、視聴者が受け身になるコンテンツでは、視聴者の集中力が途切れやすくなります。

双方向的なやりとりが可能なウェビナーだからこそ、視聴者が気軽に参加できるようなコンテンツを企画しましょう。

How much:ウェビナー開催の予算を見積もる

最後に、ウェビナー開催にあたって「どの程度の予算が必要になりそうか(How much)」を考えましょう。
ウェビナーの開催費用に大きく影響するのは「Web会議システムの導入費用」「スタジオのレンタル費用」「広告宣伝の費用」の3種類です。

ウェビナーの予算が少ない場合は「無料のWeb会議システムを利用する」「スタジオを使わず、自社オフィスで配信する」など、なるべく費用を抑えてウェビナーを開催することも必要になってきます。
ウェビナー開催の予算に合わせて優先順位付けをおこなうことが大切です。

ここでは、ウェビナー開催の費用感を判断するためのポイントを解説します。

1. Web会議システムの予算を判断する3つのポイント

Web会議システムには、初期費用がかからず導入できるものもありますが、多機能なサービスを利用するには一定の初期費用が必要な場合がほとんどです。
Web会議システムの予算感は、以下の3つのポイントで変わってきます。

  • 同時接続数の多さ(複数の拠点と接続できるか)
  • 参加者のアクセス制限が可能か
  • ウェビナー中に参加者とコミュニケーションがとれる機能があるか

たとえば、同時に複数の拠点と接続できるWeb会議システムや、数十名の人数と同時に通話できるWeb会議システムは、有償のサービスがほとんどです。
開催予定のウェビナーの参加人数に合わせて、Web会議システムを選びましょう。

また、Web会議システムには、チャット機能やアンケート機能など参加者とコミュニケーションがとれる機能が備わっているものもあります。
ウェビナーをきっかけに営業活動を強化したい場合は、参加者とコミュニケーションがとれる機能を持つWeb会議システムを選ぶ必要があります。

2. スタジオの予算を判断する3つのポイント

スタジオを借りてウェビナーの撮影をおこなう場合、スタジオの利用料金がかかります。
スタジオを利用するときの費用は、以下の3つのポイントで変わってきます。

  • スタジオを利用する人数(スタジオの広さ)
  • 映像編集を代行してもらうかどうか
  • ライブ配信を代行してもらうかどうか

撮影スタジオの利用料金は、スタジオを利用する人数によって変わります。
ウェビナーの参加者が多いほど広いスタジオを借りる必要があるため、スタジオの利用料金も高くなります。

とくにソーシャルディスタンスを考慮すると、広さに余裕のあるスタジオを選ぶことが大切です。
また、クロマキー合成、オープニング動画の制作、字幕の挿入といった映像編集や、ライブ配信の進行管理などをスタジオに代行してもらうこともできます。

代行サービスを利用する場合、通常のスタジオ利用料金に加えて、映像編集費用や配信代行費用も必要です。
ウェビナー開催の予算が少ない場合は、そもそも撮影スタジオを利用せず、参加者全員がオンラインで参加する形式にする方法もあります。

予算に合わせて、スタジオを借りるかどうか、スタジオに映像編集や配信を代行してもらうかを決めましょう。

3. 広告宣伝の予算を判断する3つのポイント

広告宣伝費を見積もる場合は、以下の3つのポイントを考慮する必要があります。

  • イベントサイトやランディングページを制作するか
  • SNSでのプロモーションをどこまで実施するか
  • 紙媒体広告やWeb広告を出稿するか

広告宣伝をおこなうほどウェビナーの認知度が高まり、集客効果が期待できますが、Webサイトの制作費やプロモーション費、媒体費などの広告費用も大きくなります。
ウェビナーの開催予算によっては、ウェビナーの集客は参加者への案内メールへの送信だけにして、広告宣伝費を抑える方法もあります。

ウェビナー開催にかけられる予算に合わせて、身の丈にあった企画をおこなうことが大切です。

ウェビナーの企画作りで重要な3つのポイント

ウェビナーの企画作りで重要な3つのポイント

ここまで、ウェビナーの企画を立てるときの基本である5W2Hのフレームワークについて解説しました。
オフラインセミナーの企画作りとウェビナーの企画作りには、共通点がある一方、異なる点もいくつかあります。

参加者の満足度が高いウェビナーを開催するためには「ながら見」が多い、フットワークが軽く実施できるといった、ウェビナーの特性に応じた企画作りが必要です。
ここでは、ウェビナーの企画作りの段階で意識したい3つのポイントを解説します。

ウェビナーの企画は「ワンテーマ」が基本

ウェビナーの企画は、オフラインセミナーと違い「ワンテーマ」が基本です。
ウェビナーの参加者は、自宅、オフィス、カフェ、コワーキングスペース、電車での移動中など、さまざまな視聴環境でウェビナーに参加します。

参加者によっては、長時間集中することが難しい環境の人もいます。
また、ウェビナーは別のことをしながら視聴する「ながら見」が多いコンテンツであり、コンテンツの時間が長くなりすぎると参加者が集中力を維持できません。

そのため、ウェビナーの企画作りは「ワンテーマ」を原則として、なるべくテーマを絞り込むことが大切です。
どうしても伝えたいテーマが複数ある場合は、ウェビナーをシリーズ化し、複数回に分けて開催しましょう。

複数回に分けることで顧客接点も増えるため、リード獲得の観点からもウェビナーのシリーズ化は効果的です。

なるべくトレンドワードを盛り込む

オフラインセミナーよりもフットワークが軽く実施できるウェビナーでは、その時々のトレンドワードを取り入れ、参加者に興味関心を持ってもらうことが大切になってきます。

たとえば、現在のコロナ禍の状況では、ニューノーマル、withコロナ、ポストコロナといったトレンドワードと結びつけ、関連性の高い内容のコンテンツを配信することで、視聴者の数を増やすことができます。

企画段階でフォローメールやフォローコールを念頭に置く

ウェビナーの目的は、ウェビナーの参加者を増やすことそのものではありません。
ウェビナーへの参加を通じて、自社のブランドイメージを高めたり、商品やサービスの購入につなげたりと、ウェビナー開催のその先を見据えることが大切です。

ウェビナーの企画にあたっては、ウェビナー開催後の営業活動も意識し、セッションの内容を考える必要があります。
たとえおもしろい企画であっても、自社のビジネスと関連性がない内容のものはなるべく避けましょう。

ウェビナーの開催後、参加者にフォローメールやフォローコールをおこなうことを念頭に置き、リード獲得や売上向上につながるようなコンテンツを企画することが大切です。
そのためには、前項で述べたように企画段階でウェビナーのKPIを立て、ゴールまでの道のりを明確に設定する必要があります。

ウェビナー企画を改善する2つの方法

ウェビナー企画を改善する2つの方法

最初からウェビナーの企画を成功させられるとは限りません。
慣れないうちはトライアンドエラーを繰り返しても、以下の改善方法を取り入れてウェビナー企画の改善を図っていきましょう。

他社に埋もれない、魅力的なコンテンツを配信するには、過去に実施したウェビナーのフィードバックを分析し、次回に向けて改善していくための仕組み作りが大切です。

ウェビナー企画を改善し、さらにより良いものへとチューニングしていく2つの方法を解説します。

まずは小規模のウェビナーを開催し、PDCAサイクルを回す

リアルイベントと違い、オンライン上でおこなうウェビナーは気軽に開催することができます。
とくにウェビナー開催の経験が少ない場合は、初めから何度も企画書を練り直すよりも、まずは小規模のウェビナーを開催し「プロトタイピング」をおこなう方が効果的なケースがあります。

実際にウェビナーを開催してみたら、PDCAサイクルを何度も回し、企画内容の改善点を見つけることが大切です。
ウェビナーの視聴者の反響やフィードバックを元に、当初の想定とのギャップを発見することで、ウェビナーの企画作りの問題点を見つけやすくなります。

アンケートを実施し、参加者の生の声を聞く

ウェビナーの視聴者の生の声を聞き、フィードバックを得るには、アンケート調査を実施するのが効果的です。
ウェビナーを配信したら終わりではなく、視聴者にアンケートへの回答をお願いし、セッションの内容や長さ、配信中の音声や映像の品質について率直に評価してもらいましょう。

Web会議システムには、配信中にアンケート調査をとったり、セミナー終了後にアンケートメールを送ったりすることができるものもあります。
ウェビナー企画を改善し、チューニングしていく仕組み作りのうえで、Web会議システムを選ぶことがポイントです。

ウェビナーのアンケートについて、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

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ウェビナー企画の立て方を知り、魅力的なコンテンツを配信しよう

この記事では、ウェビナーの企画作りのフレームワークや、ウェビナーの企画段階で意識すべきポイントについて解説しました。
ウェビナーの企画を立てるときは、5W2H(Why、Who、What、Where、When、How、How much)を意識することで、ポイントを押さえた企画作りが可能です。

他社に埋もれない、魅力的なコンテンツを配信するには「ワンテーマの法則を守る」「トレンドワードを盛り込む」「フォローメールやフォローコールを念頭に置く」の3つのポイントを意識しましょう。

また、過去に実施したウェビナーのフィードバックを分析し、次回に向けてウェビナーの企画を改善していくことも大切です。
そういったことを繰り返していけば、質の高いウェビナーの企画を立てられるようになるでしょう。

[注1]約7割が“ウェビナー疲れ”?ウェビナー視聴に関する実態調査|PR Times

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